| 刊行情報 | 奥山忠信/著 資本主義の原理的分析 ─経済学史的アプローチ(埼玉学園大学研究叢書 第19巻) 2019年11月 社会評論社刊

資本主義は経済全体が流通に覆われたシステムである。経済学史の再検証をとおして、その社会構造を原理的に解析する。

A5判上製352 頁 定価=本体3200 円+税
ISBN978-4-7845-1868-5 C0030


主要目次


第1部 資本主義における市場

第1章 交換過程の原理
第2章 商品の「流通」(Zirkulation)と貨幣の「通流」(Umlauf)
第3章 労働価値論の思想と論理
第4章 価値論の正統性
第5章 貨幣から資本への転化―宇野派の問題提起

第2部 貨幣数量説の形成と批判

第1章 貨幣数量説の展開
第2章 古典派貨幣数量説の虚構
第3章 貨幣数量説批判の系譜
第4章 マルクスの貨幣論と貨幣数量説
第5章 交換方程式

第3部 物神崇拝による階級の隠蔽

第1章 物神性論の形成
第2章 物神性論による古典派経済学批判
第3章 三位一体的定式

おくやま・ただのぶ 埼玉学園大学経済経営学部教授。著書に『貨幣理論の現代的課題―国際通貨の現状と展望』『貧困と格差―ピケティとマルクスの対話』など経済学関係書が多数ある。

2019年11月中旬刊行予定 社会評論社


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