17 | 特設サイト | 室田元美/著 ルポ 土地の記憶 ─戦争の傷痕は語り続ける─ 社会評論社刊

島のいくさ世

沖縄北部の伊江島をご存じだろうか。

住民の4人に1人、全体で20万人以上が亡くなったと言われる沖縄戦だが、この島の住民の死者はじつに2人に1人にのぼる。

人びとが逃げ込んだガマと呼ばれる洞窟では、強制集団死(集団自決)もあった。

戦後、伊江島の6割以上は米軍に接収されて軍用地となり、極東における核戦略の重要基地として使われた。

人々は先祖代々からの土地を取り戻すために、立ち上がった。

しかし、いまでも伊江島の35%は米軍軍用地である。

・サトウキビ畑の島が戦場に「沖縄のガンジー」と呼ばれた阿波根昌鴻らの闘い復帰前の伊江島は、米軍の核戦略基地だった小指の痛みは全身の痛み

「明治150年」事業があった年の終りに本書が刻む意義は大きい。


個人の尊厳は、ともすれば国にからめとられ、踏みにじられる。戦時はなおさらだ。マイノリティの尊厳はさらに酷い扱いを受ける。私たちが伝え残すべき歴史は何だろうか。

手がかりは、日本各地に残る戦跡とその記憶を次世代に伝える権力から遠く離れた地域の活動にある。

雑誌記者のテンポよい文章と旅情かきたてる渾身のルポルタージュ、オールカラー。

〈ノンフィクション、旅、歴史〉

●各章の見どころ

本書は全18章に27か所の戦跡を訪ねます。各章の紹介を確認しましょう。

 

1話

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投稿者: 社会評論社 公式ブログ - 目録準備室 -

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