14 | 特設サイト | 室田元美/著 ルポ 土地の記憶 ─戦争の傷痕は語り続ける─ 社会評論社刊

郷土史の灯を消さないために

山々に囲まれた広大な奈良盆地には、あまたの遺跡や古墳が点在し、いにしえから朝鮮半島とのつながりも深い。

長い行き来がありながら、日本の植民地政策で大きな亀裂を生んでしまった。韓国併合、それ以前から多くの人々が海を渡って、この地にやってきていた。

トンネル工事の現場や、飛行場などで働かされた歴史がある。その現場だったところを、いまも見ることができる。

・田園風景の中に、滑走路の跡海軍の敷地内に慰安所があった来日して、悲しみが新たに撤去された説明板住宅地の奥に眠る、旧生駒トンネル韓国併合後に始まった、トンネル工事生駒の山沿いに、韓国の寺も

「明治150年」事業があった年の終りに本書が刻む意義は大きい。


個人の尊厳は、ともすれば国にからめとられ、踏みにじられる。戦時はなおさらだ。マイノリティの尊厳はさらに酷い扱いを受ける。私たちが伝え残すべき歴史は何だろうか。

手がかりは、日本各地に残る戦跡とその記憶を次世代に伝える権力から遠く離れた地域の活動にある。

雑誌記者のテンポよい文章と旅情かきたてる渾身のルポルタージュ、オールカラー。

〈ノンフィクション、旅、歴史〉

著者紹介

室田元美(むろたもとみ)
1960年神戸市生まれ。関西学院大学社会学部卒業後、女性誌のライ ター、FMラジオ番組の旅をテーマとした構成作家を経て、各地を 旅して戦争に関する取材を行っている。著書『ルポ悼みの列島 あの日、日本のどこかで』(社会評論社、2010年)で「第16回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞」受賞。『いま、話したいこと東アジアの若者たちの歴史対話と交流』(子どもの未来社、2014年)、共著『若者から若者への手紙 1945←2015』 (ころから、2015年)他。

●各章の見どころ

本書は全18章に27か所の戦跡を訪ねます。各章の紹介を確認しましょう。

 

1話

2話

3話

4話

5話

6話

7話

8話

9話

10話

11話

12話

13話

14話

15話

16話

17話

18話

投稿者: 社会評論社 公式ブログ - 目録準備室 -

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