『子育ては別れたあとも 改定版・ 子どもに会いたい親のためのハンドブック』宗像充+共同親権運動ネットワーク(編著)

ロングセラー『子どもに会いたい親のためのハンドブック』をその後の状況の進展にあわせて大幅に改定、増ページした改定新版!

子育ては別れたあとも

改定版・
子どもに会いたい親のためのハンドブック

宗像充+共同親権運動ネットワーク(編著)

2018年1月刊 A5判並製 本文251頁
定価=本体1,800円+税 ISBN978-4-7845-2409-9


著者から読者へ
本書「おわりに」より

裁判所や役所、学校、さらには直接の元パートナーとのやり取りの中で何ができるのか、私たちは仲間とともに経験を積みあげてきた。親どうしの対等な関係とは何か、子育ての機会均等を実現するためにはどう振る舞うのがいいのか。子どもを親どうしの対立から守り、別居親への差別にどう立ち向かえばいいのか、今回のハンドブックは、そういった仲間たちとの意見交換と、互いに自分自身を見つめ直す時間を持つことなしに完成はしなかっただろう。

日本では単独親権制度があり、戸籍制度がある。しかし、子どもの親は二人いるというのは海外と変わらない。障害となる制度は撤廃を目指すべきだが、現在の制度を事実に合わせて読みかえるために何をすべきかということが、私たちの重ねてきた経験であり技術だ。そういう意味では「原則交流」と「実質平等」を目指した共同親権運動が止まったわけではない。その実践の積み重ねの末に、法改正運動が実を結ぶと私たちは信じている。

二〇一三年一月に『子どもに会いたい親のためのハンドブック』が出版されて五年経っていた。その間品切れになり、出版社や共同親権運動ネットワークにも度々在庫はないのかという問い合わせがあった。もちろん、こういう本は生まれないに越したことはない。しかし、本書を必要とする人がいる限り、できあがった本自体が不幸というわけではない。

多くの人にとって、法や制度は確かにその実現の障害になっている。法や制度を変えることは、社会のあり方を変えることだが、同時に私たち自身がお互いの信頼を築くことなく変わった社会で、私たちは自由でいられるだろうか。娘たちに心を置き去りにした世界に住むことを強いることは、きっと私にはできないことだろう。


目 次


はじめに

1 もしも子どもに会えなくなったら

1・・・なぜ実子誘拐が起きるのか? 
2・・・約束が守られないのはなぜ 
3・・・突然子どもを連れ去られたら 
4・・・自分がDVの加害者と言われたとき 
5・・・子どもの住所がわからない場合 
6・・・女性が子どもと引き離されたら 
7・・・あなたが離婚を考えたとき

2 片親疎外とは?

1・・・片親疎外とは? 
2・・・片親疎外症候群をめぐる議論の混乱 
3・・・片親疎外症候群の症状 
4・・・「争い依存症」と単独親権 
5・・・片親疎外への対処 
6・・・強制力はあるのかないのか

3 裁判所で気をつけること

1・・・家庭裁判所に行かないといけなくなったら 
2・・・家庭裁判所は何を守るのか? 
3・・・調停、審判、裁判って何? 
4・・・弁護士をつけるかどうか 
5・・・味方になってくれる法律 
6・・・民法七六六条と家事事件手続法の改正 
7・・・家庭裁判所での心構え 
8・・・家裁でできる具体的な方法 
9・・・同居調停を立てろ 
10・・・最高裁の指針 
11・・・戦略的家庭裁判所の利用 
12・・・ローハラ、「こじらせ弁護士」への対処

4 子どもと会うためにできること

1・・・我が子と会えないってどういうこと 
2・・・朝起きて死にたくなったらどうするか?─生き残るためにすべきこと
3・・・一人でなんとかしようと思わない 
4・・・何もかも奪われないために~経済的な基盤の確保 
5・・・息子、娘が子どもと会えなくなったら 
6・・・交渉と折り合い─相手との関係をどうしていくか? 
7・・・子どもに気持ちを伝えるには 
8・・・自分の気持ちをどう整理していくか?

5 別れた後の共同子育ての実際

1・・・離婚家庭は二つの家庭 
2・・・何を取り決めるべきか? 
3・・・養育計画の変更 
4・・・相手と意見が合わないとき~取り決めを守ってもらえない場合 
5・・・実際に子どもと会ったとき 
6・・・第三者機関の利用 
7・・・学校や地域とのつきあい方
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購入サイト(外部リンク)

『ファーザー・アンド・チャイルド・リユニオン ─共同親権と司法の男性差別』──FATHER AND CHILD REUNION -Warren Farrell,ph.D. 邦訳刊行(目次詳細・訳者あとがき抜粋)

『引き離されたぼくと子どもたち ─ どうしてだめなの? 共同親権 ─』宗像充/著

投稿者: 社会評論社 公式ブログ - 目録準備室 -

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