レポート:東京民藝協会9月例会 郷土玩具①「郷土玩具と呼ばれるようになるまで」講師 中村浩訳さん

『おもちゃ博士・清水晴風』目次

☞レポート 2017年9月22日催事見学

東京民藝協会9月例会
郷土玩具①「郷土玩具と呼ばれるようになるまで」
講師 中村浩訳さん

東京民藝協会の例会に、中村浩訳さんから郷土玩具の話をするとのお知らせ受けまして、9月の金曜日、夜になったら雨が強めに降り出してきた御茶ノ水、会合が開かれたビルの階段を上がって部屋に入るや、中村さん所有の古いおもちゃが目に入り、雨降る前にここまで運ばれてきてよかったなァと想いはせます。

けっこうな人数の参加者、スライドを使って中村さんが郷土玩具が親しまれて来た経緯を歴史にそって語る小一時間に耳傾けておりました。最近新聞にもそうした内容の記事を書かれたそうで、各自に配布されたペーパーにはその第1回が切り抜かれています。

会議机に並ぶおもちゃは、中国でみつけた優しそうな目をした起き上がりとか、クネクネ動きそうなヘビの細工、カゴをかぶって何だかハニかんでいそうな犬などなど、小さいながらもユニークなコレクションの一部の一部ご披露。この日見物の極めつけは、中村さんが来ていたアロハシャツの生地模様が郷土玩具をあしらっているのを聴講者のご婦人が素敵ですわねとお声がけ、中村さんもどうやらご自慢の逸品のようす。

講話の中で、昔々の明治の頃に郷土玩具を愛好し自ら『うなゐの友』と題した画集を作り、失われて行く江戸の庶民が親しんだ「おもちゃ」の姿を後の後、現代までも残した清水晴風に言及されていましたが、その晴風さんは神田の生まれでチャキチャキ明治、神田っ子だったことを、中村さんが編集した『おもちゃ博士・清水晴風 ─郷土玩具の美を発見した男の生涯』(下記参照!)で知ったのを思い出します。ちょうどこの会合が催されたビルの場所、神田小川町ということで、晴風ゆかりの神田つながりでもあり、ちょっとした郷土玩具の御縁を感じられもするひととき。

文責・板垣誠一郎


※講演の次回については、ブログ「東京民藝協会たより」参照。
http://tokyo-mingei.sblo.jp/


中村浩訳さんに関するサイト

▷ 中村コレクション
http://www.osaji.co.jp/nakamura-collection/

▷ 全日本だるま研究会(公式アカウント)
http://ink361.com/app/users/ig-2262344448/darumania/photos


 おもちゃ博士・清水晴風
郷土玩具の美を発見した男の生涯

林直輝 近松義昭 中村浩訳/著
定価=本体2700円+税 ISBN978-4-7845-0949-2
2010年刊

購入サイト(外部リンク)

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