伊地知紀子/著『消されたマッコリ。─朝鮮・家醸酒文化を今に受け継ぐ─』:豊潤なマッコリの味に隠された民族の誇りと差別の歴史。

消されたマッコリ書影

貧しき時代、町の片隅。求められた「朝鮮」の酒。起こされた事件。そして悲劇。

『消されたマッコリ。』は戦後大阪で起きた密造酒摘発事件である多奈川事件について、著者自身の記憶とフィールドワーク、そして多くの研究者が積み上げてきた草の根運動の成果を用いて、事件を掘り下げた物語です。

本書の挿絵は朴民宜さんにご提供いただきました。

2016年3月には、NPO法人多民族共生人権教育センター主催により、著者の伊地知紀子さんご自身が講師として、また当時を知る証言者の方々参加の下でフィールドワーク『消されたマッコリ。多奈川事件と在日コリアンの歴史を学ぶフィールドワーク』が開催されました。


2015年5月に刊行して以来、幸いにも多くのメディアで紹介されています!

毎日新聞(2015/12/10夕刊)
朝日新聞(2015/12/14夕刊)
週刊金曜日(2015/7/31)
週刊文春(2015/07/12)
メモリアル・キルト・ジャパンMQJ・NEWS No.89(2015/12/25)
月刊イオ(2015年11月)
コリアNGOセンターNews Letter(Vol.39/2015)
解放新聞(2016/7/5)
ほか

  • 書店・図書館様向けの営業案内をPDFファイルで公開しています。
     (書評情報「消されたマッコリ。」)。
  • 大阪鶴橋駅に近い高坂書店様には格別のご配慮を賜り、多くのお客様に手にとっていただきましたこと、あらためて御礼を申し上げます。

消されたマッコリ。 朝鮮・家醸酒文化を今に受け継ぐ消されたマッコリ。
朝鮮・家醸酒文化を今に受け継ぐ
伊地知紀子/著

ISBN978-4-7845-1725-1 定価=本体1800円+税 A5版変形ソフトカバー、184頁

戦後密造酒摘発事件の一つ大阪・多奈川事件。裁判資料に残された被告たちの来歴が、日本植民地支配の傷跡、冷戦下の朝鮮半島情勢、在日朝鮮人の生活権問題の非情をまざまざと語る。草の根運動の真価を戦後70年に問いかける生活史。(ほろよいブックス第6作)

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第1部 多奈川一級酒

第1章 瓦の村から軍需工場の町へ
・谷川瓦の村─多奈川
・多奈川の地域史と朝鮮人
・軍需工場下の町へ
・朝鮮人・捕虜・囚人

第2章 敗戦/解放と「多奈川一級」酒
・日本の敗戦/朝鮮の解放
・「多奈川一級」酒
・酒売り

第3章 「暁の急襲」と多奈川事件
・「暁の急襲」と「無抵抗の抵抗」
・朴燦福さんの死
・「暁の奇襲、抵抗は当然」

第2部 酒がつなぐ暮らし・人・生き様

第4章 生きんがために
・城南住宅での酒造り
・貝塚の「福田二級」
・生きる術として

第5章 受け継がれていくもの
・生活文化を映し出す酒
・受けた生をつなぐために

補章 路地の横道

本書の「はじめに」をPDFファイルで公開しています。
 『消されたマッコリ。』「はじめに」

 

投稿者: 社会評論社 公式ブログ - 目録準備室 -

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