特集●戦後71年(2)東チモール・ルポルタージュ ──青山森人、中村葉子、伊東清恵、市之瀬敦/著『テトゥン語入門』

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21世紀最初の独立国(2002年5月20日)
東チモール(東チモール民主共和国)

テトゥン

東チモールは世界をより広く深く見渡せる高台である。東チモール人の3分の1が殺された民族殲滅的な悲劇にたいし世界は沈黙しつづけた。その現実を知れば、まるで空気のように世の中を覆っている国際社会の異臭を否応なく嗅ぐことができる。

東チモール人は抑圧され世界が沈黙しても暴力・テロに頼らずに苦境を脱しようとする。その知恵とそれゆえの苦悩は、いま世界各地で勃発する戦争・紛争・暴力・報復・復讐……にたいする解決策を提示してくれている。わたしたちは東チモールから謙虚に平和を学び獲れるはずである、その気になれば。

拙著のルポルタージュや共著『テトゥン語入門』が東チモールを知るきっかけになれば幸いである。(青山森人)

★『青山森人の東チモールだより』ぜひご覧ください


東ティモールのことばテトゥン語入門テトゥン語入門

青山森人、中村葉子、伊東清恵、市之瀬敦/著
ISBN978-4-7845-1350-5 C0030
定価=本体1,700円+税 A5判並製・144頁

目次・まえがき(PDFファイル)

第1章 テトゥン語入門
第2章 テトゥン語おもしろ話
第3章 テトゥン語保健のお話
第4章 テトゥン語と東ティモール

日本初「テトゥン語」学習書!
ASEAN加入をめざす新しい友人の話すことばを学ぼう。
旅行・援助など多岐に活かせる必読書!

多言語国家・東ティモールの公用語はテトゥン語とポルトガル語。現代的テトゥン語にはポルトガル語の語彙が多く混る。本書は現地経験豊富な著者たちが伝授する用例中心の実用的入門書。

テトゥン語・・・ポルトガル植民地支配、日本軍占領、インドネシア軍占領、国連暫定統治を経て21世紀最初の独立国(2002年5月20日)となった東南アジアの東ティモール(東ティモール民主共和国)で話される言葉がテトゥン語。東ティモールとオーストラリアの間に挟まれるティモール海。そこに眠る天然ガスと石油の開発に世界の注目が集まっている。

青山森人 1993年から東ティモールへ通い続ける。軍事占領からの解放闘争を描いた著書多数(『抵抗の東チモールをゆく』『東チモール・山の妖精とゲリラ』『東チモール・抵抗するは勝利なり』『東チモール・未完の肖像』)。

中村葉子 1987年からカトリック教会内の人権団体『日本カトリック正義と平和協議会』で東ティモール問題を担当。現在、首都ディリ他の修道院で教育・開発・人権分野で働く。

伊東清恵 2003年NPO法人東ティモール医療友の会・AFMETに入職、リフェラルセンターナースとして東ティモールに勤務。その後NGO職員として健康教育・母子保健事業に従事。

市之瀬敦 上智大学外国語学部ポルトガル語学科教授。著書『クレオールな風にのって―ギニア・ビサウへの旅』『ポルトガルの世界―海洋帝国の夢のゆくえ』『海の見える言葉―ポルトガル語の世界』『ポルトガル語のしくみ』など。


青山森人・ルポルタージュ4

東チモール未完の肖像東チモール 未完の肖像

青山森人/著
ISBN978-4-7845-1336-9
定価=本体2200円+税 2010年5月刊

第一部 民主主義の演出 国連統治下の東チモール
西チモールの難民キャンプをゆく
新しい統治
忍耐の解放軍
解放軍の創設二五周年記念
シャナナ=グズマン総司令官、最後の挨拶
新総司令官タウル=マタン=ルアク、就任のことば
「CNRT国民会議」という政治ショー
紛糾してきた言語問題
寂しい船出
制憲議会選挙
第二部 亀裂 フレテリン政権下の東チモール
独立
さっそく発生した暴力事件
イラク戦争をめぐって
大衆の支持を失っていくフレテリン
そっくり変えられた村、マウシガ村にて
苦い再会
教会による反政府デモ
第三部 危機勃発 シャナナ連立政権の発足
「嘆願部隊五九一」
暴発
銃撃戦
本物の混乱
首相の辞任
セニョール・アルフレドの暴走
独立後初の選挙
大統領・首相襲撃事件
合同部隊の活躍
名を語らず…


青山森人・ルポルタージュ3

東チモール・抵抗するは勝利なり東チモール 抵抗するは勝利なり

青山森人/著
1999年8月刊ISBN978-4-7845-0380-3
定価=本体2400円+税

第一部 1970年代生まれの東チモール人 ─オーストラリア・ダーウィンに住む難民の体験から
第1章 抵抗と弾圧
第2章 ボートでの脱出
第3章 運転手は危険な職業
第二部 雨露に濡れる山 ─1997年後半
第4章 生き残った者、再会できぬ者
第5章 闘争と言語
第6章 「ノーベル平和賞」以降の東チモール
第7章 次なる武装世代
第三部 追悼 ニノ=コニス=サンタナ司令官 ─1998年前半
第8章 疲れを知らない戦士、逝く
第9章 残した業績
第10章 コニス=サンタナの苦悩と要求
第四部 スハルト退陣以降の東チモール ─1998年後半以降 
第11章 ぐらつき出したインドネシア支配
第12章 ハビビ政権に対応する抵抗組織
第13章 課題も新たに、東チモールの闘争は続く日の出に向うロロ=サエの国 ─1999年前半の主な動向
[資料]闘争現場からの訴え


青山森人・ルポルタージュ2

東チモール・山の妖精とゲリラ

青山森人/著
定価=本体2300円+税
ISBN978-4-7845-0367-4 1997年9月刊

あらましの序
第一部 森の天使たちとデビッド=アレックス司令官
第1章 隠し砦
第2章 ゲリラの政治
第3章 武装戦線
第4章 森の天使たち
第二部 山の妖精たちとコニス=サンタナ司令官
第5章 隠れ家
第6章 政党政治を乗り越えるCNRM
第7章 独立後の課題
第8章 山の妖精たち


青山森人・ルポルタージュ1

抵抗の東チモールをゆく抵抗の東チモールをゆく

青山森人/著
定価=本体2200円+税1996年11月刊
ISBN4-7845-0362-5

第一部 地下組織
第1章 首都・デリで迎える朝
第2章 闇を駆けぬける声
第3章 インドネシア軍と闘う抵抗組織
第二部 なぜ闘うのか
第4章 近代植民地史における東チモール
第5章 ポルトガルへの反乱からインドネシアへの抵抗へ
第三部 解放闘争の展開
第6章 抵抗組織の再建
第7章 ゲリラの基地は国民である
第8章 東チモール抵抗運動の底力


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投稿者: 社会評論社・目録準備室

【社会評論社】●時事問題に取り組む活動記録、評論、学術書、ルポルタージュほか多岐に渡る図書を発行。市民の立場から世界を見る面白さがつまった本作りを心がけています。メール book@shahyo.com